打楽器のリペア

穴があいてしまって修理依頼を受けていたタンタン、作業完了しました。いつもは「before」の状態からお見せするのですが、どんな楽器かをご説明するために、afterから。

before:表の化粧板。Gクリアで修理を試みたそうで、ボコボコしてますが、これは溶剤で除去しました。

before:割れてグズグズになった銅。ササクレや隙間に入り込んだ木片を除去する際、合板の接着面もかなり剥がれているため、薄板がモロモロと崩れてしまう状態でした。

リペア中:接着剤で貼り戻すようにして極力復元。欠損部分は高質樹脂で埋めました。

リペア中:ヒビの入った範囲の化粧板を剥がしました。下の茶色の層はなんなのか、不明。樹脂化粧板を剥いだ段差には、エポキシ樹脂を充填しました。

after again:変形のせいもあって、面に多少ゆらぎが残ってしまってますが(^_^;) リペアによって響きが変わらないように気をつけました。

仕事終わりに、広い場所に行ってひとり練しました。(楽器は自分のです)